ここ数年でキューバに興味を持つ人が増え、旅行会社の多くがキューバ旅行のツアーを取り扱っています。
キューバはカリブ海の中でも最大の島国です。
美しい自然が手つかずで残り、多くのコロニアル建築を見ることができます。
経済的には貧しい国のひとつですが、教育費や医療費は無料で食料や日用雑貨は一部配給されるので生活には困らないです。
住居も政府が与えてくれ、学校を卒業した後は政府が仕事を紹介してくれます。
人間が生きるうえで最低限の生活が保障されているので、人々はのんびりと暮らしています。
カリブの真珠と呼ばれるキューバの街並みには独特のレトロ感があり、その魅力にひかれてリピーターとなる旅行者も多いです。

緊急時に頼れるのは在外公館

中南米には治安が良くない国もありますが、キューバは比較的治安が良い国です。
社会主義国で殺人などの犯罪はあまりないものの、軽犯罪の被害者はいるので注意が必要になります。
キューバ人も外国人観光客も観察の対象になり、反革命的な行動をした場合は厳しく対処されます。
軽犯罪で多いのがスリで、レストランやホテルで食事や買い物に夢中になっている時に被害にあう人が多いので、貴重品は必ず身に着けて小まめにチェックします。
海で遊んでいるときも注意します。
両替詐欺も出没するので、換金は必ずホテルか正規の両替所で行い換金したらその場で確かめます。
旅行中にトラブルにあった場合に頼れるのが在外公館です。
在外公館には海外で日本人の生命と財産を保護する任務があります。
海外に出かける日本人は1年に1600万人以上もいるので、旅行先で事故や犯罪に巻き込まれる人もいます。
在外公館では海外で渡航者が直面する様々なトラブルに対して情報提供やアドバイスを行っています。

在外公館が助けてくれる範囲

渡航した国にはそれぞれ法制度があり、渡航者が直面したトラブルや事故に関して在外公館が手助けできないこともあります。
在外公館は連絡を受けても所在国における様々な制約があってできないことがあるので、渡航者は事前によく把握しておきます。
在外公館ができることのひとつが様々な情報提供です。

通訳や弁護士の情報の提供や医療機関に関する情報の提供も行います。
緊急時には家族との連絡をサポートします。
ケガなどをして現地で治療ができない場合は、緊急移送のアドバイスと支援を行います。
日本の家族が現地に向かう際はパスポートの緊急発給の要請もします。
パスポートが紛失したり盗まれた場合は、在外公館でパスポートの新規発給が可能です。
所持金をすべて失ってしまった場合は、在外公館が帰国するために必要な費用やホテル代を貸すことは不可能です。
日本から送金する方法は案内してくれるので、家族や知り合いなどから送金してもらうことになります。